



パンチングタイプかノーマルタイプか?
サンプルロースターには穴が空いている直火タイプと穴の空いていないノーマルタイプの2種類がある。
どっちにしようか迷っている人、多いと思う。
両方買ってレビューしたいところだけど、ごめんなさい。結構高い買い物だし、収納場所も取るんだよね。
狭い収納スペースしかないの。涙
自分はノーマルタイプを所有している。購入当時は、サンプルロースターに関する情報も少なく、結構悩んでノーマルタイプを購入した。
その時、悩んだ点と購入後の感想などを書いておくよ。
2種類のサンプルロースター
2種類のサンプルロースターの比較は、手網焙煎と焙烙焙煎(いるいる)を比較するのに似ているような。手網焙煎はパンチングタイプ、ノーマルタイプはいるいるに似ている。
手網焙煎と焙烙焙煎の大きな違いは、発生した煙の排煙能力とチャフの散らかり具合である。
穴が空いているパンチングタイプとノーマルタイプの大きな違いは、発生した煙の排煙能力とチャフの散らかり具合。
他にも違いがあるかもしれないが、ワタシが大きな違いだと思ったのこの2点。
ほかにもあるだろ〜っていいたくなるかもしれないけど、サンプルロースター購入時点で悩んだのはこの2点でした。
他にも結構大事な違いがあって、特に重要なのは外気との接触。あと、サンプルロースター自体が保持できる熱量だったり、炎が直接豆に当たる点などいろいろある。これらの違いに関しても解説していくね。
排煙能力
ドラムに穴が空いているタイプ、開いていないタイプで焼き上がりが違うらしい。
ノーマルタイプは焙煎中の煙がドラムの中に籠もり、煙の味が着くのでコーヒーの味が悪くなるそうなんです。
手網焙煎で深煎焙煎にしても煙臭い味にならないけど、焙烙(いるいる)のときは油に煙が付いてしまい、けむり臭いコーヒーになってしまい処分に困った記憶あります。
現在使っているノーマルタイプのサンプルロースターで、深煎焙煎しても焙烙焙煎と同じ様に、けむりコーヒーになりがち。
ワタシが上手に焙煎できていないだけかもしれないので、絶対にノーマルタイプが悪いとは言い切れないかも…。
パンチングタイプは排煙に優れているので、焙煎中の余分な煙が豆につかず、透明感のあるコーヒーに仕上がると。
ううむ、分からないでもない。
サンプルロースターを手に入れる前の手網焙煎では深煎ぎみだったけど、サンプルロースターになってからは中煎りになった。手網焙煎はどちらかというとパンチングタイプのサンプルロースターに似た焙煎方法だと思う。煙のことを考えると、パンチングタイプのほうが優れている様な…。
散らかるチャフ
もう一つは焙煎中のチャフの問題。
パンチングタイプはチャフが散らかる。それも相当散らかるらしい。
手網焙煎のときもチャフがガスコンロの周りに散らかっていたが、網の目から抜け出したチャフなので細かいチャフだった。
パンチングタイプとなると、目の荒い穴からチャフが舞いまくるらしいのです。手網焙煎で200gの豆を焙煎しているだけで、結構な量のチャフが散らばっていた。
サプルロースターで500g焙煎して手網焙煎の2.5倍ものチャフが散らかることを考えたら気が滅入りそうになりませんか?
焙煎したあと、毎回、毎回チャフの掃除をするのは無理じゃろ…。
決定的な違いですな。ノーマルサイズを選んだ。
加熱の違い
パンチングタイプのサンプルロースターはガスコンロからの熱い空気による対流とサンプルロースター自体が加熱されて遠赤外線を発し豆を加熱します。
ノーマルタイプはサンプルロースター内の熱い空気とサンプルロースター自体が加熱されて遠赤外線を発し、豆を加熱します。
大きな違いは、新鮮な空気の出入り。排煙能力にもつながるんですが新鮮な空気が入らないノーマルタイプは、煙がロースター内に籠もっちゃうわけです。
新鮮な空気が入るということは、豆が室温と同じ温度の空気に触れやすいので、豆が温まりにくく、加熱に時間がかかります。焙煎時間が長くなるほど味が平坦になりがちです。
煙が籠もらないことのメリットを選ぶか、焙煎時間を短くするメリットを選ぶかという点も重要です。
火力の強い業務用のガスコンロがあれば、パンチングタイプはベストチョイスかも。
購入後の私見
パンチングタイプを持っていないので、ノーマルタイプのサンプルロースターと手網焙煎との比較になっちゃいますが、2ハゼ途中で焙煎を止める限り、味に関してはそんなに違いはないと思います。煙の味がきついということもない。
自分の場合、2ハゼ開始までぐらいまでのシティローストが好きなので、ノーマルタイプでも困ったことはありません。
2ハゼ以降(フレンチロースト、イタリアンロースト)は豆の表面に油が浮いてきて、油が熱せられ大量の煙を発生するので、ノーマルタイプのサンプルロースターでは深煎焙煎は難しい。
伝説の焙煎士の大坊さんに憧れ、深煎焙煎もためしたんですが、美味しく焼けません。
ワタシが深煎焙煎する限り、けむりの味しかしないコーヒーになってしまうんです。
理屈上、ノーマルタイプのサンプルロースターで深煎に仕上げると煙の味が豆に染み込みやすい。煙は油に溶け込みやすいので、サンプルロースターの中で煙が大量に発生すると煙が豆表面の油に吸収され、煙たい仕上がりのコーヒーになってしまうんですね。
パンチングタイプは持っていないのですが、2ハゼ以降もしばらく焙煎するような深煎に焼き上げたい場合は焙煎中煙が大量に発生するのでパンチングタイプのほうが優れているかもしれない。
パンチングタイプは回転させると室温の空気と触れる時間が増えるので、豆の温度が上がりにくいことが想像されます。
家庭用のコンロは火力が強くない。火力の強い鋳物製のコンロを持っているのであればパンチングタイプでも問題ないと思うが…。実際持っていないので分からないけど。
ノーマルタイプであれば、家庭用のコンロでもプロと同じ様なプロファイルで焙煎することが可能です。
家庭のコンロで中煎り程度の焙煎ならノーマルタイプのサンプルロースターでも煙たい味にはならない。
深煎(フレンチ、イタリアンロースト)が好きな人はパンチングタイプを。
焙煎の環境は人によって異なると思います。
家庭用のビルドインコンロで焙煎する人、カセットコンロを使って室外で焙煎する人、業務量の高火力のガスコンロで焙煎する人、それぞれ違うと思いますので自分にあったサンプルロースターを選んででください。
このサイトではノーマルタイプのサンプルロースターをつかった焙煎方法を紹介していますが、ワタシの焙煎環境の一例ですので、良いところだけ参考にしていただけたら嬉しいです。




