卓上カセットコンロの大きな問題は、室内に充満する焙煎臭と煙とチャフ(豆の薄皮)が飛び散り、周囲が汚れることにある。
卓上カセットコンロを室外で使えば、匂いが室内に充満しないし、チャフの掃除もかなり楽になる。マンションなど集合住宅のベランダでカセットコンロを使った焙煎はおすすめしません。かなりの煙が出るのでご近所に了解を得てから室外の焙煎は行うべきでしょう。
カセットコンロの大きな問題は火力の弱さ。火力が弱いことに加え、室外の風により豆が冷やされるので、焙煎が進みにくい。特に冬は焙煎に相当時間がかかってしまう。
煙やチャフは大きな問題だが、しっかり焙煎するには室内のガスレンジのほうが断然効率がいい。この記事では煙の原因と対策を考えていきます。
焙煎が進むにつれ、豆が温められると、生のコーヒー豆から青臭い蒸気がでてきます。焙煎というといい香りが思い浮かぶかもしれませんが、最初に出てくる蒸気はあんまりいい匂いではありません。
さらに焙煎が進むと、蒸気から煙に変わります。始めはほんわりと出ている程度ですが、1ハゼが終わった頃になると薄い色の芳しい煙がモクモクと出てきます。この煙の匂いは香ばしい。
2ハゼが終わる頃になると豆から油が出てきます。油が熱せられてモウモウと大量の煙が出てしまいます。
キッチンで換気扇を回していても、部屋中が焙煎の香りでいっぱいになることは避けられません。要するに結構な香りが家中に充満してしまうのです。
さらに、焙煎を止め、急速に冷却するときも大量の煙が発生します。1ハゼ以降の煙は悪い匂いではありませんが、大量の煙が出まくります。
残念ですが、コーヒーの焙煎をすると煙の発生は避けられません。
今までいろいろな焙煎中の煙対策を考えてきました。一番良くないのは掃除機。
煙の出口から掃除機を使ったこともありますが、効果はいまいちです。掃除機が臭くなるので、絶対やめたほうがいいです。煙を吸った掃除機で部屋を掃除すると、焙煎していないのに部屋中が焙煎臭でいっぱいになります。
地味ですが一番の対策は換気です。換気扇を回しておくと、匂いが消えるのが早くなります。焙煎中だけでなく、焙煎後も換気扇をしっかり回しておきましょう。
焙煎後の冷却をキッチンのシンクで行う人もいると思います。冷却だけでも室外で行うだけでも、随分違います。一番大量に煙が発生するのは急速冷却時です。
発生する煙を減らすには、焙煎する豆の量を減らすことが効果的です。また、豆の表面に出てくる油を高温にすると白い煙が発生しやすくなります。1ハゼが始まったら、豆の温度を上げる必要はありません。
豆の表面に出てきた油に直接火を当てると焦げ臭い味のコーヒーになりますし、煙が大量に発生します。2ハゼが始まると豆から油が出ますので、火力を弱めるといいでしょう。
卓上コンロを使い、家の外で焙煎すれば家の中が煙たくなる心配はありません。
卓上コンロは火力が弱く、豆がなかなか温まりません。そのため焙煎に時間がかかります。いつまでたってもハゼないので、こちらがイライラして爆ぜてしまいそうになります。
外気温にも焙煎時間が左右されますので、冬などは焙煎時間が長くなりやすいです。
焙煎時間の延長が室外焙煎、卓上コンロのデメリットです。また、卓上コンロは、外気温が低いとボンベが冷えて火力が強くなりません。
風が吹いていると、豆が冷めやすいので更に焙煎が難しくなります。
室外で卓上コンロを使って焙煎するなら、風のない日を選びましょう。豆が冷えやすいので、室内のガスレンジよりも炎の近くで焙煎すると時間が短く焙煎できます。
焙煎に香りと煙は必至。
焙煎したあとは、部屋中に充満した香ばしい匂いもエンジョイする。