自家焙煎したいと思い、テキトーな安い手網を買うと残念なことになっちゃう。
サイズが大きすぎると、腕が疲れるし、小さすぎるとちょっとしか煎れない。
大きすぎるのは絶対ダメだね。10分も重い手網を振っていると、疲れて腕が壊れちゃう。
一番失敗しやすいのは蓋をロックできないタイプを買ってしまったというケース。蓋をロックできないと、チャフが蓋のところから抜け出し、コンロに散らかりまくる。
アマゾンや楽天でコーヒーロースター専門手網なんて銘打っているけど、蓋がロックできないなんて、全然使えない。注意してほしい。
とにかく手網焙煎では適切な手網を手に入れることがとっても大切。
適切な手網を選ぶポイントは3つ。①サイズ、②蓋のロック機能と③細かい網の目の3点に注目して選んでほしい。
たくさん焙煎できるからといって大きすぎる手網を選ぶと、手首が痛くなってしまう。直径20cm以上のものはホントに重たい。
重たい手網で10分も焙煎したら、一日手に力が入らないなんてことも。直径20cm手網が重くなるだけじゃなくて、豆も300gぐらい焙煎できるからね。
小さすぎる手網を選ぶと少ししか焙煎できない。最低でも一回100gは焙煎したい。
私がおすすめする、丁度いいサイズは直径16cmの手網。16cmの手網で150gぐらいまで焙煎可能。
これ以上大きいタイプは重たいし、焙煎に時間がかかってしまう。1000円未満の小さい手網は手軽に焙煎できる量が100g未満であり、一日2杯以上コーヒーを飲む方には物足りない。
できるだけ軽いタイプを選んだほうがいい。手元が木でできていたり、しっかりしているタイプは重たい。
ワタシが使っているのは持ち手がしっかりした木で出来ているので少し重たい。
蓋がロックができるタイプの手網を選びたい。
理由は2つある。1つは、手網を振っているときに豆が飛び出すのを防ぐため。もう一つはチャフが飛び散らないため。
蓋を指で抑えるタイプの手網だとシャカシャカ振っているときにピーベリーのような小さい豆が飛び出してしまう。手網は元々銀杏を煎るための道具なので、小さいコーヒー豆を焙煎するようにはできていない物もある。
軽くシャカシャカ振っているつもりでも、蓋はパカパカ開いたり閉じたりしている。蓋をロックできれば、焙煎中に豆が飛び足すことがない。
チャフが飛び散らないのはとても重要。蓋をロックしていても、蓋の隙間からチャフが飛び散るぐらいなので、焙煎中蓋が固定してないとやばい。
ロック機能がなくても、金属製のクリップで蓋を止めるという方法でなんとかなるみたいだけど、はじめからロックがあるものを選んでおこう。
蓋をロックできると、冷却も手網でできる。団扇を仰ぐように大きく手網を振り、豆が外気に触れるようにする。これだけで冷却できる。
蓋を押さえていても冷却できるんだけど、蓋がロックされていれば安心して手網を振ることができるよね。
最後に、網の目が細かいものを選ぶとチャフ(生豆の薄皮)が飛び散りにくい。目が粗いタイプだと大きいチャフが網の目から抜けてくるので周囲が汚れてしまう。
手網は銀杏を煎るための道具なので網の目が粗いものがあるけど、選んではいけない。
3つのポイントに注意して選んでいただければ、失敗しないと思う。
焙煎すると豆が膨らむ。最大2倍ぐらいになる豆もある。2ハゼの直前で焙煎をやめたとしても1.5倍ぐらいには膨らむ。
焙煎できる豆の量は、手網の容積の半分以下。半分以上入れてしまうと、豆が膨らんだときに豆の動きが悪くなり煎りムラができてしまう。
どれぐらい煎るのかを電子はかりで測定するか、計量カップで量を決めておくといい。
16cmの手網なら120〜150g煎ることができる。豆によって膨らみ方が違うので、量を調節する必要がある。倍以上に膨らむ豆は見たことがないので、で容積の半分ぐらいなら焙煎可能だ。
手網で焙煎したあと、手網まま扇風機や団扇で冷却している人もいるようだがおすすめしない。効果的な冷却が出来ないから。
できるだけたくさんの空気を豆に触れさせ冷却するべきなので、手網よりも大きなザルか篩に移して一気に冷却したい。
手網のままでも冷却できないわけではないが、時間がかかるため思ったところで焙煎を止められない。2ハゼの直前で焙煎を止めたつもりでも、豆の表面に油が出てきているようであれば冷却不足の疑いありだ。
手網を使えば上手に焙煎することができる。上手に冷却しないと上手に焙煎が仕上がらない。直径37cmの大きな園芸用の篩は冷却効果が高く、自家焙煎には必需品だ。
手網焙煎は簡単ですが、適切な手網を手に入れないと、ゴミが散らかる。
手網に入れたまま冷却するのは良くない。大きな篩を手に入れて冷却しよう。